ソード２のお話:目隠しの恋。どんな愛を求めているの？

どんな愛を求めているの？目隠しソード２のお話

片想いばかりで恋愛が上手くいかない。
相手の愛を感じられなくて空回りしてしまう。

占いの仕事に携わるとこれらのことについて多くの相談を受けます。何故でしょうか？
それは、あなたが欲している愛のイメージ。それが、現実的な中での想像ではない可能性が高いからかもしれません。
本日はそのうちの一つ。目隠しのお話です。

欲している愛が見えない状態。
それはちょうど、この画像のソード2のようなイメージです。

ソード2の象徴：

目隠し、一瞬の均衡、自閉、集中力など

このカードは目隠しをした人が両腕を交差させて剣を持って坐っています。この人は自分の中でのバランスは保って居ますが、外界との接触を目隠し状態で武器を持って拒んでいるようにも見えますね。この目隠しした人のような状態。

あなたは恋において目隠し状態なのかもしれません。それは自分の世界の中だけで、恋が完結してしまっている状態なのです。すなわち、

"自分の心が恋愛に求めていること”が見えていないために"相手も見えていない状態”なのです。

つまり現実の世界で、”お相手”と”自分の心”が恋によって満たされ、育まれていくイメージが見えていない状態なのですね。

 

見えていない状態とは？

”自分の心が恋愛に求めていること”が見えていないということは、恋する事においての明確な目的を分かっていない状態、もしくは漠然としている状態を表します。この部分は恋愛をしていく上で非常にやっかいな部分です。

なぜならここが見えないと、お相手と一緒にいることが目的なのではなく、恋愛が無意識のうちに自身の目的を達成するための手段になってしまいがちなのです。特に片想いなどの場合、お相手が見えなくなり、相手の都合関係なく、自分の想いが先走ったりして想いが通じず、から回りしてしまう。

これは尽くしているようで、実は大きな見返りを求めている状態。以前に記事で書きました”求める気持ちオバケ”のひとつです。

この部分が見えないままだと、貴女はみずから自分の恋愛を妨害していることになってしまうのですね。。

カップの9のお話:求める気持ちお化け - COCHEMomo TAROT Blog

心が恋愛に求めている事の見つけ方

さて、実際に心が恋愛に求めている事を探してみましょう。以下の方法で、要素を掘り下げて書き出していくと自分自身の恋愛のポイントになっている部分が見えてきます。
紙とペンを用意してみてくださいね。

1. 恋人（好きな人）とどのような方法で愛を交わしたいかを具体的に書く ex）雑談・メッセージをしたい、スキンシップをしたい、結婚したい、○○を共有したい、など出来るだけ多く書いてみましょう。

2. それが叶わないと、どんな感情になるかを書き出す ex）特に何も思わない、しょうがないと思う、不安になる、心配する、疑ってしまう、怒りがこみ上げる、など

3. ②で、特にネガティブな感情が強い項目に○をつける。

4. その感情は何故起こるのか掘り下げて考えてみる ex)○○ないのが怖い、○○でなきゃダメという気持ち、自分の○○に自信がない、など

具体例を見てみる

具体例として、実際のカウンセリングの例（メモ）をまとめて載せてみます。（）内はCOCHEMomoのメモです。

【ケース1:Aさんの場合】

恋人になりたい（漠然としている）

⑴⇒愛していると想い合いたい（どうやって？）
⑵→特別な言葉や態度を取って欲しい
　頻繁な連絡、メッセージが欲しい（そうなってないとどうなる？）
⑶→不安な気持ちになる（どうして？）
⑷→自分が大切じゃない、愛されていないと感じてしまうから（⇒自分は愛されない存在なのではないかという恐れがある）

⇒お相手に常に愛していることの証明を求めている自分がいる（→愛されている自分のイメージを枯渇している）

⇒証明ばかりを求めてしまい一方的になってしまう。
　（恋人になることは”愛されるべきいう観念があり、枯渇している。愛した分、同じだけ返して欲しいという気持ちに変換される、また相手からの気持ちを０．１で極端に考えてしまう部分がある）

【ケース2:Bさんの場合】

結婚したい（漠然としている）
⑴→いずれは結婚できるような関係を作りたい→未来に対しての進展がほしい

⑵→結婚について話して欲しい（そうなってないとどうなる？）
⑶→焦りや不安を感じる（どうして？）
⑷→結婚なしに幸せにはなれないかもしれない。自分の年齢や生活の不安がある

⇒自分は不幸なのではないかと焦ってしまう（→相手に人生を変えてほしいという期待が大きい。自分の心が求める社会的評価と、社会から感じている評価に乖離がある。この差分を恋愛（結婚）において自己実現したいという願望がある）

心が恋愛に求めている事から見えること

これは私が実際に行ったカウンセリングでの例ですが、Aさん、Bさんと共に共通することは、
彼女らにとって恋愛の認識には

0の状態が⇒＋に働くことではなく、

－の状態が⇒0になること。

つまり自分の”欠乏を恋愛で満たしたい”という想いが強いということが伺えます。

この欠乏がお相手に向かったとき、彼女たちは目隠しの状態で、相手に気持ちを表現していることになりかねませんね。これは”尽くしている”ようで”見返りを大きく求めている”ような、お相手にとってのプレッシャーに変わってしまうようなアプローチになってしまいます。つまり、知らず知らずのうちに搾取の関係になってしまって、恋の妨害になってしまっている可能性があるということです。恋は双方向でないと、なかなか進まないものです。。

そして恋愛にとって大切なことは、

お互いに思いや気持ちを感じ取ろうとすることですね。
お相手を理解すること、

そして、知ることで自分が変わること、。
なによりも0から→+の関係を育んでいくこと。これほど素敵なことはありませんね。

そのために、勇気を持って自分自身の人生にしっかり向き合って、見えない目隠しをはずすこと。

そして目隠しをはずした現実の世界で、

”お相手”と”自分の心”が恋によって満たされたり、

そうやって、お相手さんをしっかり見つめてくださいね🌱

素敵なイメージを育んでいってくださいね。

いつも影ながら応援しております📣😊
本日はこのあたりで🌱